カジノに関して最低限知っておきたい事は

日本では、カジノを始めとするIR施設の計画が進んでいます。
ただ、2016年の段階ではオリンピックの時には完成すると言われていたもののなかなか出来上がる気配がありません。
それどころか、2020年の段階ではコロナウイルスが蔓延しており、とてもIR施設を作るような余裕がないわけです。


 

あと5年は施設ができるまで時間がかかる?

それどころか、法案自体も十分に整っておらず、少なくともあと5年は施設ができるまで時間がかかると推定されています。
しかし、現在の政治の状況から考えれば、いずれIR施設ができることが予想できます。

IR施設ができるといっても、一体どのような施設なのか疑問に感じる人もいるでしょう。
そこで、現在世界で行われているカジノを始めとするIR施設の現状について理解をしておく必要があります。

まず、室内の雰囲気を見ていくと、基本的に室内は壁がありません。
壁がない理由はいくつかあると言われていますが、そのうちの1つは時間を忘れさせるためだといわれています。

お客さんがゲームをスタートし、時間を気にし始めるとゲームどころではなくなる可能性があります。
例えば、入場した時は外が明るかったとしても、夢中になってゲームをしているうちに、いつの間にか窓の外が真っ暗になっていると時間を意識してしまうものです。

そうすると、途中でゲームを中断して帰宅しようと考えるか、あるいはゲームに集中できなくなり運営側としても稼げなくなります。

 

時間を忘れさせる仕組みができている

世界中の施設を見ると、大抵壁に上窓がなく、時間を忘れさせる仕組みができていると言えるわけです。
同じく時間を忘れさせる仕組みとしては、時計をおかないことです。
たいていの遊びの施設では、壁のどこかに掛け時計がかかっています。

しかし、カジノ場ではまずそのような事はありません。
つまり時間を忘れさせるために一切時計を室内におかないようにしているわけです。
この点、お客さんが腕時計をしていることに対しては特に制限を設けることはありません。

少なくとも、腕時計を取り上げられたり、腕時計禁止にすることはまずありません。
日本で申し合いある施設ができる場合には、海外の事例を見習って室内に時間を感じさせない雰囲気を作る可能性はあります。

ただ日本の場合は、消防法と呼ばれる法律があるため、完全に窓をなくしてしまうこと自体が不可能かもしれません。
もしかしたら、日本の施設だけは窓がある可能性はありますが、いずれにしてもゲームに熱中させるだけの雰囲気を出す事は間違いないでしょう。

 

アルコールを格安や無料にしている理由

お金をかける方も、その点をよく理解した上で雰囲気に飲み込まれないことが重要になります。
施設の中では、ドリンクを供給しているところも少なくありません。

ドリンクといっても、ソフトドリンクだけではなく大人の遊び場としてアルコールを提供しています。
アルコールを提供する場合には、かなり格安に提供しているか、最初の1本ないしは2本目は無料になっていることがあります。

無料にすることにより、その分だけ儲けが出なくなるのは間違いないところです。
それにもかかわらず無料にしているのは、それなりの理由があります。

アルコールを格安や無料にしている理由は、アルコールを飲ませることにより判断力を低下させることができるからです。
人間は理性が働いているうちは、どこまでお金を使うべきか迷うものです。

よほどの依存症でなければ、ある程度財布の中からお金が消えた時点で、あるいは手に入れたチップがなくなってきた時点でそろそろ引き際と考え帰宅する準備を始めるかもしれません。
ですが、アルコールを飲むと、判断能力が鈍ってしまい引き際がわからなくなることで必要以上にお金を使ってしまうことになります。

 

日本の政治家たちが掲げている理想のIR施設とは

その心理を上手にして、儲けているわけです。
カジノができるIR施設が日本にできるとしても、ヨーロッパ型のものを建築することが予定されていません。
ちなみにヨーロッパ型のものは、総合的な施設ではなく、賭け事ができる場所があるだけで、それ以外にショッピングモールやホテルなどがあるわけではありません。

それよりも、コンベンションセンターやホテルそしてショッピングモールなどがあり、何日間もそこに滞在できるような場所を日本の政治家たちは理想として掲げています。
このような場所を作る理由は、カジノをする場所だけではなかなか収益を得ることができないからです。

もともと日本が作ろうとしているIR施設自体は、国内の総生産を高めることが1番の目的です。
そのためには、長期間そこに滞在してもらいたくさんのお金を落としてもらうことが必要になります。

そのように考えれば、いろいろな施設が1カ所に集まったIR施設が最有力になるわけです。
場所に関しては明確な決まりはありませんが、現在のところ10カ所ほど候補地が挙げられています。

 

まとめ

東京や大阪などの首都圏だけでなく、地方都市等でもこのような施設ができるのではないかと言われているほどです。
よりたくさんのお客さんが来る場所にするために、様々な調査をして決定することが重要です。
少なくとも、外国人観光客が来やすい場所を外すことができないでしょう。